広島県の伝統工芸 熊野筆
熊野筆について
●熊野筆とは
熊野筆は江戸時代末から続く、熊野の伝統工芸。●熊野筆の歴史
熊野筆の始まりは、今から160年前(江戸時代末)。農地の少なかった熊野では、農閑期には多くの人たちが出稼ぎに出ていました。
出稼ぎの帰りに奈良へ立ち寄り、筆や墨を仕入れ行商をしながら熊野へと戻ってきていたそうです。
ちょうど同じ頃、他の地で筆作りを学んだ者達が村に戻り、技術を広めた結果、熊野で筆の生産が始まったということです。
熊野筆がさかんになった一番の理由は、小学校の書写・習字教育が広まったこと。
学校に行く子供たちが増えるとともに、筆の需要が増加。
それに伴って、熊野の筆作りも盛んになったということです。
熊野筆四種とは、「書の筆」「画筆」「化粧筆」「誕生筆」のことをいいます。
1975年(昭和50年)には、通産大臣より伝統的工芸品の指定。
熊野で作る筆は全国生産の8割を占めます。
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