2004年11月01日

浮世絵とは

浮世絵
誰もが知っている言葉ですが、はっきりした定義はないようです。

江戸時代を中心に発達した風俗画をさすことが一般的ですが、明治時代以降にも多く描かれています。

一般的には、浮世絵の成立は17世紀半ば頃(延宝~元禄)とされます。
木版画による大量生産が可能になった江戸時代の頃ですね。

浮世絵は、『見返り美人』の作者としても有名な菱川師宣によって始められたというのが一般的な定説となっています。

その後、1765年(明和2年)に鈴木春信により多色印版画(錦絵)が創造されたといわれています。

浮世絵はその時代の社会、生活と庶民の感情を生き生きと描いていてるのが特徴です。
芝居の風景・美女・役者・力士などの似顔絵を中心とし、歴史画や風景・花鳥風月、江戸時代の風俗を描いたものなども興味深く描かれています。

特に、葛飾北斎「冨獄三十六景」、歌川広重「東海道」や歌川国芳など世界的な評価を得ている作品も多くあります。

ゴッホも憧れた、優美な線や色彩豊かな色遣い、そして豊かな人々の暮しが感じられる浮世絵は一つの作品として、また昔の日本へと想いを遊ばせる素敵なものです。


●浮世絵の名称の意味

浮世絵の「浮世」という言葉、どんな意味を持つのでしょうか。
実は「浮世」という言葉は、現代風・当世風といった意味をもちます。
つまり、浮世絵とは浮世の様を描いた絵=風俗画、なんですね。


●浮世絵は肉筆画と版画の2種に大別

浮世絵は肉筆画と版画の2種類に大別できます。

みなさんがイメージするであろう、多色摺りの版画。
これは錦絵とも呼ばれます。
売れただけ摺る、大量生産の浮世絵です。

そして、版画に対して一点制作なのが、肉筆画です。
肉筆浮世絵は、裕福な人々からの依頼・注文によって描かれた一点制作のものです。
当時としても非常に高価なもので誰でも気軽に買う、という訳にはいかなかったようです。



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