2004年11月02日

春画とは【浮世絵】

●春画とは

春画とは、色事を主題にした浮世絵のこと。
つまり、男女の性愛や交合を描いた絵のことです。
枕絵・秘画(秘戯画)とも呼ばれます。

春画はセットで販売されることが多かったようです。

江戸時代には規制された春画ですが、その一枚一枚に茶化した要素があるのが特徴です。
そのため、必ずしも扇情的とはいえず、単純にポルノと言い切ることはできないといわれます。

幕府の規制ゆえに、地下での密かな出版となり高値で取引されていました。
そして高値ゆえ、当時の摺り・彫り共に最高の技術を用いた作品が多く、当時の浮世絵版画の木版多色摺技術の最高水準の絵が多く存在します。
また、著名な絵師たちが手がけたことでも有名。
葛飾北斎や喜多川歌麿らの高名な浮世絵師たちも春画を描きました。

著名な浮世絵師がその技を惜しみなく注ぎ込んだ春画は、日本の庶民の生活を垣間見ることが出来ることと、芸術性の高さから海外でも高い評価を得ています。

2002年11月20日~2003年1月26日にヘルシンキ市立美術館 テニスパレスにて世界初の「浮世絵春画展」も開催されました。

当時は、性に対してかなりあけっぴろげだったらしく、様々なシチュエーションの春画が描かれています。
その中でも特に面白いのが、夜這いに失敗している春画です。
忍び寄る男に蹴りを入れている女や説教されている男、という春画もあります。

なお、性に対しておおらかだったとはいえ、まったく嫉妬心がなかったわけという訳でもないようです。
男同士の鉢合わせや、夜這いがバレた末でのいさかいも描かれています。

春画は、当時の庶民の生活の一端を垣間見ることが出来る、芸術性の高い浮世絵なのです。



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