2004年11月14日

落款とは

●落款とは

落款とは、落成款識(らくせいかんしき)の略。
「できあがったしるしをいれる」という意味です。

分解してみてみると、「落成」は 書画の完成を意味し、「款識」は署名・捺印のことを表します。

落款は、作者がこの完成した作品にはもう手を入れない、という意味合いで入れたものです。

作品の右肩に作品の始まりを示すために、引首印と言って長方形の縦型に諺などの成語を彫った印を押すのだそうです。

ちなみに、落款が日本で始まったのは、日明貿易が盛んに行われた室町時代に海の向こう、宋・元・明の書風が伝えられ、それらの書跡に印が押してあるのを見て、日本の禅僧たちが真似るようになったのが始まりとされます。